こんにちは。ジギングナビ、運営者の「ジン」です。
揺れる船の上で、リーダーを結び直す作業にストレスを感じたことはないでしょうか。
特に時合の最中にヘッドやネクタイを交換したいとき、複雑なノットを組む時間は本当にもったいないですよね。
そんな悩みを解決するために、「タイラバ 結び方 八の字」と検索されたのだと思います。「
八の字結び(エイトノット)」を使った「箱掛け」は、プロや熟練者も愛用する、非常に実戦的で効率の良い接続方法です。
しかし、簡単だからこそ「強度は大丈夫なのか?」「すっぽ抜けないか?」という不安もつきまとうものです。
この記事では、私が実際に現場で感じているメリットや、強度を落とさないためのちょっとしたコツ、そしてトラブルを防ぐためのポイントを余すことなくお伝えします。
これを読めば、次の釣行からルアー交換のストレスが劇的に減り、より多くの時間を「釣ること」に使えますよ。
この記事のポイント
- 誰でも10秒でできる八の字ループと箱掛けの正しい手順
- リーダーを切らずにヘッド交換が可能になる効率的なシステム
- 強度が弱いと言われる理由とそれを防ぐための具体的な対策
- PEラインの結束やフック自作への応用テクニック
タイラバの結び方は八の字の箱掛けがおすすめ

タイラバという釣りは、状況に合わせてヘッドの重さやネクタイの色を頻繁に変えることが釣果への近道です。
毎回ラインを切って結び直す「直結」ではなく、あらかじめリーダーの先端に輪を作っておく「八の字結び(エイトノット)」と、それをパーツに通す「箱掛け」というテクニックが、現代タイラバのスタンダードになりつつあります。
ここではその具体的な手順と理由を解説します。
八の字で作るチチワと箱掛けの手順
まずは、基本となる「八の字結び(エイトノット)」でリーダーの先端にチチワ(ループ)を作る方法です。
慣れれば目をつぶっていてもできるくらい簡単ですが、ちょっとしたコツがあります。
手順は以下の通りです。

- リーダーの先端を15cm〜20cmほど折り返し、二重にします。


- 二重にしたラインで輪を作り、その輪を1回(180度)ねじります。ここが重要です。ねじらないとただの「団子結び」になり、強度が落ちてしまいます。

- ねじった輪の中に、折り返した先端を通します。

- 結び目をゆっくり締め込みます。この時、必ず唾液や水で結び目を湿らせてから締め込んでください。
- 余った端糸(ヒゲ)を2〜3mm残してカットすれば、強固な「8の字ループ」の完成です。
次に、このループを使った「箱掛け」の手順です。

- 作成したリーダーのループを、タイラバの接続金具(ソリッドリングなど)に通します。

- 通したループの中に、タイラバのヘッド・スカート・フックなどのユニット全体をくぐらせます。

- リーダーの本線を引っ張れば、金具にループが掛かって固定されます。
【ポイント】 ループの大きさは、使用するタイラバヘッドがギリギリ通る大きさよりも、少し余裕を持って(指3本分くらい)作っておくと、船上での作業が楽になりますよ。
ルアー交換が早くなるメリットと効率性
この結び方の最大のメリットは、何と言っても「ルアー交換の速さ」ですね。
直結の場合、交換のたびにラインを切り、ノットを組み直し、端糸を処理する必要があります。
揺れる船上でこれを行うのは、熟練者でも1分以上かかることがあり、時合を逃す原因にもなりかねません。
一方、八の字結びによる箱掛けなら、ループを緩めてユニットを抜き、新しいユニットを通して締めるだけ。
慣れれば10秒〜20秒で完了します。
また、リーダーを毎回切断しないため、朝イチに組んだリーダーの長さを一日中キープできるのも大きな利点です。「
リーダーが短くなってガイドに巻き込まれる」といったトラブルも防げます。
結束強度の真実と切れやすさへの対策
「八の字結びは強度が弱い」という話を耳にしたことがあるかもしれません。
正直に言いますと、イモムシノットなどの強力なノットに比べれば、物理的な直線強度は70%〜80%程度に落ちる傾向があります。
これはラインが交差する部分に応力が集中するためです。
しかし、私が長年タイラバをやってきた経験から言えば、適切なドラグ設定と太さの選定を行っていれば、実釣で切れることはほとんどありません。
【強度を保つための対策】
- リーダーの号数を上げる: 通常3号を使うところを4号にするなど、結節による強度低下を見越してワンランク太くします。
- ドラグ調整: マダイの引きに対して無理に耐えるのではなく、ドラグを滑らせていなす設定(1kg程度)にしておけば、ノット部分での破断は防げます。
すっぽ抜けの原因となる締め込み不足
「八の字結びがすっぽ抜けた」というトラブルの原因の9割は、締め込み不足か結び方の間違いです。
特にフロロカーボンの太いリーダーを使用する場合、軽い力で引いただけでは結び目が完全に締まりきらず、魚が掛かった瞬間の衝撃でラインが滑ってしまうことがあります。
これを防ぐためには、以下の点を確認してください。
- 締め込む際、本線側とループ側の4本のラインが均等に締まっているか。
- 結び目の形が綺麗な「8」の字になっているか(崩れていると強度が激減します)。
- 最後に、締め込み具(ノットアシストなど)や手袋を使って、グッと力を入れて増し締めを行っているか。
これさえ徹底すれば、構造的にすっぽ抜けることはまずありません。
結びコブを遊動式のストッパーにするコツ

意外と知られていないメリットとして、八の字結びの「結びコブ」が、遊動式タイラバのストッパーの役割を果たしてくれる点があります。
遊動式はヘッドが自由に動くのが特徴ですが、フリーフォール中などにヘッドがフック側に落ちすぎてしまい、着底時にフックと絡む(エビる)ことがあります。
八の字結びで作った少し大きめのコブがヘッドの穴に引っかかることで、ヘッドの移動を制限し、トラブルを減らしてくれるのです。
もしヘッドの穴が大きくてコブを抜けてしまう場合は、八の字結びを二重にするなどしてコブを大きくするのも一つの裏技ですね。
タイラバの結び方と八の字の応用や関連技術

ここまでリーダーとルアーの接続についてお話ししましたが、「八の字」の技術はそれだけではありません。
PEラインとの結束や、自作フックの作成など、タイラバの様々なシーンで応用が効く便利な結び方なんです。
PEとリーダー結束でのトリプルエイト
PEラインとリーダーを結ぶ際、FGノットが難しいと感じる初心者の方や、強風の船上で素早く結び直したい時に便利なのが「トリプルエイトノット」です。
これは八の字結びの変形版で、ラインを重ねて3回〜4回ねじって通す方法です。
【トリプルエイトノットの特徴】
- メリット: FGノットより圧倒的に速く(数十秒)結べる。
- デメリット: 結束強度はFGノットに劣る。また、ガイド抜けがあまり良くない。
大型のマダイを狙う本気のタイラバではFGノットを推奨しますが、時合を逃したくない緊急時のリカバリー用として覚えておくと、いざという時に役立ちます。
自作フックの長さ調整に使う方法
市販の替えフックではなく、自分でフックを自作するこだわり派の方にとっても、八の字結びは必須テクニックです。
シーハンターなどのアシストラインにフックを結んだ後、反対側を八の字結びでコブにします。
このコブを接続パーツ(セブンスライドなど)に引っ掛けて固定するのですが、この時、コブを作る位置をミリ単位で調整することで、フックの長さや段差を自由にコントロールできるんです。
「今日はショートバイトが多いから、フックをネクタイに同調させたい」といったシビアな状況で、この微調整が釣果を分けることもあります。
イモムシノットや他ノットとの比較
最後に、よく比較される他のノットとの違いを整理しておきましょう。
どれが正解というわけではなく、状況に応じて使い分けるのがベストです。
| ノット名 | 強度 | 手軽さ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 八の字結び(箱掛け) | 中 | 最高 | 交換が爆速。リーダーが短くならない。 |
| イモムシノット | 最強 | 低 | 編み込み系で強度は抜群だが、作成に時間がかかる。 |
| クリンチノット | 中〜低 | 中 | 一般的だが、太い糸だとすっぽ抜けのリスクがある。 |
| 完全結び(漁師結び) | 高 | 中 | 強度は高いが、交換時にライン切断が必要。 |
私の場合、基本は利便性重視で「八の字(箱掛け)」を使い、大物狙いや根ズレが激しいポイントで「ここ一番」という時にはイモムシノットを使う、といった感じで使い分けています。
釣行中の結び目点検とリーダー管理
八の字結び(箱掛け)は、常に金具とラインが擦れている状態になります。
また、結び目がゴミを拾ったり、魚とのファイトで食い込んだりしてダメージを受けやすい箇所でもあります。
ルアー交換が不要な場面でも、魚を1匹釣った後や、根掛かりを外した後には、必ず結び目を目視チェックしてください。
もしラインが白く濁っていたり、毛羽立っていたりしたら、迷わず先端をカットして新しいループを作り直しましょう。
この「作り直し」が数秒でできることこそ、八の字結び最大の強みですからね。
タイラバの結び方や八の字に関するまとめ

今回は「タイラバ 結び方 八の字」をテーマに、その実践的な活用法をご紹介しました。
八の字結びを使った箱掛けは、強度が最強というわけではありませんが、現代のタイラバに求められる「手返しの良さ」と「状況対応力」を最大限に引き出してくれるシステムです。
しっかりと湿らせて締め込み、適切なタックルバランスで挑めば、大型のマダイとも十分に渡り合えます。
ぜひ次回の釣行から取り入れて、その快適さを体感してみてください。きっと、釣りのリズムが良くなるはずですよ。
※本記事で紹介した強度の目安や結び方の効果は、一般的な条件下でのものです。使用するラインのメーカーや状態、結び手の熟練度によって結果は異なります。
重要な釣行の前には、ご自身で強度テストを行うことをおすすめします。