こんにちは。ジギングナビ、運営者の「ジン」です。
「ジギング グローブ 必要」と調べているあなたは、「ぶっちゃけ、グローブっていりますか?」と思っているかもしれませんね。
特に夏は暑いし、素手の方が感度も良さそうだし…と、ちょっと面倒に感じる気持ち、わかります。
また、ジギング初心者の方にとっては、まず何を揃えるべきか悩ましいところですよね。
あるいは、専用品は高いからワークマンのグローブで代用できないか、キャスティング時の指切れ対策にフィンガープロテクターだけじゃダメなのか、といった疑問もあるかと思います。
この記事では、なぜジギングでグローブが必要とされるのか、その具体的な理由から、夏の日焼け対策や冬の防寒といった季節ごとの選び方、そして怪我防止という安全面での重要性まで、あなたの疑問にしっかり答えていきますね。
この記事のポイント
- ジギンググローブが「必須」とされる4つの理由
- フックやラインから手を守る安全性の重要さ
- 季節やスタイルに合わせたグローブの選び方
- ワークマン製品や代替品のメリット・デメリット
ジギング グローブ 必要性の4つの理由

「グローブは邪魔」と思っている人もいるかもしれませんが、ジギングにおいてグローブは「あったら便利」なアイテムではなく、あなたの体を守る「必須の防具」なんです。
まずは、なぜそこまで言えるのか、4つの核心的な理由を見ていきましょう。
フックや魚のヒレ、怪我防止
これが一番大事な理由かもしれません。ジギングで使うフック、特にアシストフックは、大型魚の硬い口にも貫通するように、信じられないくらい鋭く、太く作られています。
船が揺れた拍子に手に刺さったり、釣れた魚を外すときに暴れられて刺さったり…という事故は、本当に笑えません。
私自身、船の上でフックが手に刺さった人を見てヒヤッとした経験があります。
また、釣れた魚も危険です。サワラやタチウオのような鋭い歯を持つ魚はもちろん、多くの魚の背ビレやエラ蓋はナイフのように鋭いです。
素手で掴もうとすると、簡単に手が切れてしまいます。
グローブの厚みが、こうした不意の怪我からあなたを守る最初の防衛ラインになってくれるんですね。
毒魚にも注意
海にはアイゴやオコゼ、ハオコゼなど、ヒレに毒を持つ魚もいます。
これらに素手で触れるのは絶対にNG。
グローブをしていれば100%安全とは言えませんが、直接触れるよりは格段にリスクを減らせます。
安全のためにも、正確な情報は図鑑や専門サイトで確認してくださいね。
キャスト時の「指切れ」を防ぐ

特にショアジギングで重いメタルジグをフルキャストするとき、これが深刻な問題になります。
キャストの瞬間、人差し指にかけているPEラインがものすごい勢いで放出されますよね。
この時、ラインが濡れた指に食い込むと、摩擦で指の皮が切れてしまう「指切れ」という怪我につながることがあります。
想像しただけでも痛いですが、これが起きるとその日の釣りはほぼ続行不可能になります…。
フルフィンガータイプのグローブや、指先が補強されているグローブは、この最悪の事態を防ぐために必須のアイテムなんです。
疲労軽減とグリップ力(保持力)
ジギングって、1日中ロッドをシャクり続ける、かなりタフな釣りですよね。
雨や波しぶき、魚のヌメリなどでロッドグリップが濡れると、素手ではめちゃくちゃ滑りやすくなります。
滑らないようにギュッと握り込むと、余計な力が入ってすぐに疲れてしまいます。
グローブ(特に手のひらが合成皮革などで滑り止め加工されているもの)をはめることで、グリップ力(保持力)が格段にアップします。
しっかりロッドをホールドできると、力のロスなくジグを動かせますし、無駄な握力を使わないので疲労の蓄積をかなり軽減できるんです。
手首サポート付きも!
モデルによっては、手首をネオプレーン製のベルトで固定できるタイプもあります。
これは長時間のシャクリ動作やキャスティングによる手首への負担を減らしてくれるので、特にオフショアでパワーゲームをする人にはおすすめですね。
夏の日焼け対策(UVカット)
夏の船上や堤防は、太陽を遮るものが何もない、日差しが強烈な環境です。
肌の露出はできるだけ避けたいですよね。
ロッドを握っていると、一番日差しを浴び続けるのが「手の甲」。ここは本当に油断しがちです。
たかが日焼けと侮ってはいけません。
真っ赤に腫れ上がって痛いだけでなく、日焼けによる疲労は想像以上に体力を奪います。
UVカット機能を備えた夏用の薄手グローブを一枚着けておくだけで、この不快な日焼けと体力消耗をしっかり防いでくれます。
冬の防寒、かじかむ指の危険
逆に、冬の釣りで一番つらいのが「指先の冷え」ですよね。
指がかじかんで感覚がなくなってくると、もはや地獄です。
ラインを結び直したり(ノット)、ルアーを交換したりする細かい作業がまったくできなくなります。
それだけならまだしも、かじかんだ手でフックを扱おうとすると、感覚が鈍っているので誤って指に刺してしまうリスクが激増します。
これは本当に危険です。
防寒グローブは、こうした低温によるパフォーマンス低下と安全上のリスクから手を守ってくれる、冬の必須装備と言えますね。
防寒素材いろいろ
冬用グローブには、保温性の高い「ネオプレン」や「クロロプレン」がよく使われます。
さらに高性能なものだと、薄くても暖かい「タイタニュームα™」といった素材を採用したモデルもありますよ。
ジギング グローブ 必要に応じた選び方
「グローブが必要なのはわかったけど、じゃあ具体的にどれを選べばいいの?」という声が聞こえてきそうですね。
ここでは、グローブの形状や、よくある疑問についてお答えしていきます。
グローブの選び方:3本・5本カット
グローブの形状で一番悩むのが、指先がどうなっているかですよね。主に3つのタイプがあります。
フルフィンガー(指ぬきなし)
5本指すべてが覆われているタイプ。保護性能と防寒性は最強です。
ショアジギングでの指切れ防止や、厳冬期の釣り、オフショアのパワーゲームに向いています。
ただし、デメリットはノットを組んだりする細かい作業が絶望的にやりにくいこと。作業のたびに外す必要が出てくるかも。
3本カット
親指、人差し指、中指の指先だけが出ている、最もスタンダードなタイプです。
ジギングで多用する3本の指が使えるので、グローブを外さなくてもルアー交換やノットが組めるのが最大のメリット。
保護性能と作業性のバランスが良く、私も迷ったらこれを選びます。
5本カット
すべての指先が出ているタイプ。
メリットは素手に近い最高の感度と作業性。リーダー結束も余裕でできます。
デメリットは保護性能が一番低いこと。
特にキャスト時の「指切れ」リスクが残る点と、指先の日焼けや寒さを防げない点ですね。
夏場や感度重視の釣り向けかなと思います。
迷ったら「3本カット」がおすすめ
どの釣りにでも対応しやすく、保護と作業のバランスが一番良い「3本カット」を最初の1個として選ぶのが、失敗が少なくておすすめですね。
ジギング初心者にこそグローブを
「まだ初心者だからグローブは早いかな…」と思っているなら、それは逆です! ジギング初心者の方にこそ、グローブが絶対に必要だと私は思います。
なぜなら、
- 鋭いフックの扱いに慣れていない
- 魚の安全な持ち方(ヒレや歯)を知らない
- 根掛かりした時の対処がわからない
…など、怪我のリスクが一番高いのが初心者の方だからです。
グローブは、その経験不足をカバーしてくれる「安全マージン」です。
まずは安全を確保して、釣りに集中して上達するためにも、タックルより先にグローブを揃えるくらいの気持ちでいてほしいですね。
ワークマンで代用できるか?

「ジギング グローブ ワークマン」って、すごく検索されていますよね。
気になっている人も多いと思います。
確かにワークマンの製品は圧倒的に安価で、最近はフィット感や伸縮性が高いモデルも増えています。
実際、陸っぱり(おかっぱり)の釣りなどで使っている人もよく見かけます。
じゃあ、本格的なジギング、特にオフショア(船)の釣りに使えるのか?というと、私は「デメリットを理解した上で、慎重に」と答えます。次の項目でその理由を説明しますね。
ワークマン製品のメリットと限界
最大のメリットは、もちろん「価格」です。数百円で手に入るモデルもあり、釣り専用品の数分の一で済みます。
ですが、ジギング、特に船釣りに使うには無視できない「限界」があります。
- 濡れた時のグリップ力
レビュー動画などを見ると、釣り専用グローブに比べて表面が滑りやすく、特に濡れるとグリップ力が落ちる傾向があるようです。これはジギングでは結構致命的かも…。 - 防水性と耐久性
「防水」をうたっていても、船釣りのような「本降り」や「濡れ続ける」環境では、数時間で浸水してくる可能性が高いです。また、ジギングの激しいシャクリ動作に耐えられる専用の耐久設計にはなっていません。
冬の浸水は命に関わる危険も
特に危険なのが冬の船釣りです。
もしワークマンの防寒手袋が浸水してしまった場合、途中で引き返すことのできない船の上で、最悪「低体温症」になってしまう恐れがあります。
安さは魅力的ですが、安全面やパフォーマンスを考えると、短時間のおかっぱりならともかく、本格的なジギングには専用品を使うのが賢明かな、と私は思います。最終的な判断はご自身の責任でお願いしますね。
フィンガープロテクターという選択
キャスティンググローブの代わりに、人差し指だけに装着する「フィンガープロテクター」(指サックのようなもの)を使っている人もたまに見かけますね。
これは、ショアジギングでの「指切れ」防止に特化したアイテムです。
メリットは、手のひらが素手なのでロッド感度が最高レベルであること。
デメリットは、当たり前ですが保護機能が「指1本」に限定されること。
フック、魚のヒレ、日焼け、防寒といった他のリスクには全くの無防備です。
これは「グローブの代替品」ではなく、「感度を最優先しつつ、指切れだけは防ぎたい」という上級者向けの「補助具」と考えるべきですね。
初心者の人がこれ一つでジギングに臨むのは、安全面からおすすめできません。
総括:ジギング グローブ 必要性の答え
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
あらためて結論ですが、「ジギング グローブ 必要」か? と聞かれれば、私の答えは「絶対に必要です」となります。
それは、グローブがあなたの手を
- フックや魚のヒレ、ラインによる「怪我」から守る
- 雨や汗による「滑り」と「疲労」を防ぐ
- 紫外線や寒さという「過酷な環境」から守る
という、3つの重要な役割を果たしてくれるからです。
ワークマンなど安価な代用品も魅力的ですが、特に命を預ける船の上では、安全をお金で買うつもりでしっかりした専用品を選ぶことを強くおすすめします。
あなたのスタイルに合ったグローブを選んで、安全に、快適にジギングを楽しんでくださいね!