こんにちは。ジギングナビ、運営者の「ジン」です。
アジングといえばジグヘッドにワームというスタイルが王道ですが、釣具店に行くと可愛らしいアジング用のプラグがたくさん並んでいて興味を惹かれますよね。
しかし、実際にフィールドで投げてみると「アジング プラグ 釣れない」「全くアタリがない」と心が折れてしまい、結局ワームに戻してしまったという方も多いのではないでしょうか。
実は私自身も最初はそうでした。
ワームと同じ感覚で操作してしまい、プラグの強みを完全に殺してしまっていたのです。
しかし、アジの習性とプラグの特性を正しく理解すれば、ワームでは反応しない大型のアジを連発させることも夢ではありません。
この記事では、なぜプラグだと釣れないと感じるのか、その原因を掘り下げながら、今日から実践できる具体的な攻略法について解説していきます。
この記事のポイント
- アジがプラグを吸い込めない物理的な理由と対策
- 釣果を大きく左右する場所選びとタックルの黄金比
- 流れを利用してアジの口を使わせるドリフト釣法
- 実際にアジが釣れた実績のある信頼できるルアー
アジングのプラグは釣れない?その主な原因とは

「ワームなら釣れるのに、なぜプラグだと釣れないのか」。
この疑問を解消しないまま投げ続けても、なかなか釣果には結びつきません。
プラグはワームとは全く異なる物理的特性を持ったルアーです。
まずは「釣れない」と感じてしまう根本的な原因を、環境面と物理面の両方から紐解いていきましょう。
釣果を左右する時期と季節の要因
アジングにおいて、プラグが爆発的に効く時期や季節がある一方で、どうしても苦戦を強いられるタイミングが存在するのは事実です。
一般的に、春から秋にかけてアジがイワシやキビナゴなどの「小魚(ベイトフィッシュ)」を積極的に追い回している時期は、プラグにとって最高のシーズンです。
ミノーなどのハードルアーが逃げ惑う小魚のシルエットと波動を演出できるため、活性の高いアジが遠くからでも猛アタックしてきます。

一方で、冬から春先にかけてのアミやプランクトンを主食としている時期は難易度がグッと上がります。
この時期のアジは、目の前に流れてくる微細な餌を吸い込んでいるため、キビキビと速く動くプラグには反応しづらくなるのです。
このように、その時期のアジが「何を食べているか」を見誤ると、どれだけ良いルアーを使っても「プラグは釣れない」という結果に終わってしまいます。
プラグを使うメリットとデメリット
プラグには、ワームにはない強力なメリットがある反面、構造上のデメリットも確実に存在します。
これらを整理して理解しておくことが重要です。

特にレンジキープ能力の高さは、風が強い日や波っ気がある状況での大きな武器になります。
ワームだと何をしているか分からない状況でも、プラグならしっかりと水を噛んで泳いでくれるため、操作感を失わずに釣りを続けられるのです。
アジのレンジと場所選びの失敗
アジングの鉄則ですが、そもそもアジがいない場所では何を投げても釣れません。
特にプラグで釣ろうとする場合、レンジと場所の選定はワーム以上にシビアになります。
プラグ、特にアジングで多用されるシンキングペンシルやミノーは、「表層から中層」を探るのが得意なルアーです。
もし、その日のアジがボトム(海底)にへばりついて動かない状況であれば、物理的にルアーをアジの目の前に届けることが難しくなります。
また、潮の流れがない「どん詰まり」の湾奥のような場所もプラグには不向きです。
プラグは潮の流れを受けて漂わせることで真価を発揮するため、流れのない場所では単なるプラスチックの異物として見切られやすくなります。
ここがポイント プラグで釣果を出すなら、潮通しが良い堤防の先端や、常夜灯の明暗部など、アジが浮いて回遊している可能性が高い場所を選ぶのが近道です。
PEラインなどタックルの不適合

普段使っているジグヘッド単体(ジグ単)用のタックルを、そのままプラグに流用していませんか?
実は、これが「釣れない」原因の一つになっているケースが非常に多いです。特に重要なのがPEラインなどのラインセッティングです。
プラグは水の抵抗を受けやすいため、伸びのあるナイロンやフロロラインを使用すると、アクションの切れ味が鈍ったり、アタリがぼやけたりしてしまいます。
また、3g以上のプラグを遠投して沖の潮目を狙う場合、伸びが少なく強度の高いPEライン(0.2号〜0.4号)を使用することで、操作性とフッキング率が劇的に向上します。
一方で、感度が良いとされるエステルラインですが、比重が高く沈みやすいため、表層を漂わせたいプラグの頭を下げてアクションを殺してしまうことがあります。
また、瞬間的な衝撃に弱いため、重めのプラグをフルキャストした際に高切れ(キャスト切れ)するリスクも無視できません。
もし、これから本格的にプラグに挑戦するのであれば、アジングのライン選びを見直し、PEラインを巻いたタックルを一本用意することをおすすめします。
吸い込みが悪い物理的な理由
「アタリはあるのに乗らない」。
これがプラグを使っている時に最も直面する悩みではないでしょうか。
これには明確な物理的理由があります。
アジは餌を水ごと「吸い込んで」捕食する魚です。
ワームは柔らかい素材でできているため、吸い込まれる瞬間に折れ曲がって口の中にスムーズに入ります。
しかし、プラグは硬いプラスチックの塊であり、形が変わりません。
さらに、ボディに対して大きめのトレブルフック(三本針)が口の周りに当たってつっかえ棒のような役割をしてしまい、口の奥まで吸い込まれるのを阻害してしまうのです。

豆知識:吐き出しの速さ アジは異物を吸い込むと、瞬時に「これは餌じゃない」と判断して水を逆噴射して吐き出します。硬いプラグはワームよりも「異物感」が強いため、吐き出すまでの時間がコンマ数秒レベルで速く、人間がアタリを感じて合わせを入れる頃には既に吐き出されているというケースが多発します。
「アジングのプラグは釣れない」を脱却する攻略メソッド

ここまでネガティブな要素をお話ししましたが、安心してください。
これらの壁を乗り越えるための攻略法は、エキスパートたちの手によって既に確立されています。
私が現場で実践し、効果を実感している「プラグを餌に変える技術」を紹介します。
基本的なプラグの使い方と操作
まず見直したいのが、基本的なプラグの使い方と操作です。
「投げて巻くだけ」で釣れるのがプラグの魅力ですが、活性が低い時はそれだけでは反応しません。
私が最も多用し、効果を感じているのが「ストップ&ゴー」です。
ハンドルを数回(2〜3回転)巻いてルアーを泳がせた後、ピタッと2〜3秒止めます。
動き続けている物体を吸い込むのはアジにとって難易度が高いため、この「止めた瞬間(食わせの間)」を作ってあげることで、バイトが集中します。

また、ロッドティップでチョンチョンと軽くアクションさせてから、テンションを張ったままフォール(カーブフォール)させるのも有効です。
アジが追いついて吸い込むための「隙」を意図的に作ってあげるイメージを持つと、フッキング率が格段に上がります。
流れを攻略するドリフトのやり方

プラグ、特にシンキングペンシルで釣果を伸ばすための究極のテクニックがドリフトです。
これは、リールを巻いてルアーを泳がせるのではなく、川釣りでウキを流すように、潮の流れに乗せて「流し込む」釣り方です。
- 潮が流れてくる方向(潮上)へキャストする。
- 糸ふけを取り、ラインを張りすぎず緩めすぎずの状態(ゼロテンション)にする。
- リールはほとんど巻かず、潮に押されて流れてくる分だけラインを回収する。
- ルアーが自分の正面を過ぎ、ルアーの頭の向きが変わる(ターンする)場所でアタリを待つ。
プランクトンや弱った小魚は、流れに逆らわずに漂っています。
この自然な状態を演出することで、警戒心の強い大型のアジも口を使ってくれます。
難しいアミパターンの攻略法
「アジは確実にいるのに、ワームでもプラグでも食わない」。
そんな時に疑うべきなのがアミパターンです。
この状況でプラグを使って攻略するには、とにかく「動かさない」ことが鍵になります。
クリア系のシンキングペンシルや、浮力の高いトップウォータープラグを使い、水面や表層直下を漂わせます。
アミの集合体に見せるイメージです。
ここで焦ってリールを巻いてブリブリ泳がせてしまうと、アミの動きとはかけ離れてしまい逆効果になります。
我慢して「放置」に近い感覚で操作するのが、アミパターン攻略のコツです。
状況に合わせたカラーの選び方

プラグのカラー選びも釣果に直結します。
「色は関係ない」という意見もありますが、光の透過具合でシルエットが変わるため、アジの反応は確実に変わります。
- クリア系(透明): 最も出番が多い基本色です。水に馴染み、プランクトンやアミの集合体に見えやすいため、スレたアジにも強いです。ラメ入りはさらに効果的です。
- 点発光(ドットグロー): クリアボディの中に夜光の粒が入っているタイプです。夜光虫やプランクトンを模しており、ナイトゲームでの実績が抜群です。
- フラッシング・チャート系: メッキや派手な色です。朝夕のマズメ時や、アジが高活性で小魚を追っている時に、リアクションバイトを誘発します。
迷ったらこれ! 最初に投げるなら、ラメ入りの「クリア系」がおすすめです。
どんな状況でも大きく外すことが少なく、アジに過度な警戒心を与えにくい万能カラーです。
実績のあるおすすめプラグの紹介
世の中にはたくさんのルアーがありますが、私が実際に使って「これは釣れる」と確信したおすすめのプラグをいくつか紹介します。
1. リッジ35F/SS (ZipBaits) アジング・メバリング界では「エサ」と呼ばれるほどの実績を持つ伝説的なミノーです。特に35mmというサイズ感が絶妙で、アジの小さなおちょぼ口にもすっぽり入ります。マグドライブ搭載で飛距離も抜群です。
2. ソアレ ライズショットDI (SHIMANO) アジングのスペシャリストが監修した、アジを釣るためだけに設計されたシンキングペンシルです。クリアなボディと独自のフックシステムで、吸い込みの弱さをカバーしてくれます。イカパターンの時にも強いですね。
3. リンク50 (34/サーティフォー) プランクトンパターンに特化したプラグです。リップが付いていますが、泳ぐためではなく「ブレーキ」をかけてゆっくり見せるためのもの。漂わせる釣りに最適です。
ちなみに、メーカー公式サイトなどを見ると、それぞれのルアーがどのようなベイトを模しているかが詳しく解説されています。
例えば、リッジ35シリーズの詳細なスペックについては公式サイト(出典:株式会社バスデイジャパン『リッジ35F/SS』)を確認してみると、より使い方のイメージが湧くと思います。
注意点 プラグはフックの状態が命です。錆びたフックや針先が鈍ったフックでは、吸い込みの弱いアジを掛けることは物理的に不可能です。釣行前には必ずチェックし、少しでも甘くなっていたら新品に交換しましょう。
アジングのプラグが釣れない時の総括

ここまで解説してきましたが、「アジング プラグ 釣れない」という悩みは、アジの生態とプラグの物理的特性を理解し、適切なアプローチをとることで解決に近づきます。
プラグは万能ではありませんが、ワームには出せない強い波動や存在感、そして何よりオートマチックなレンジキープ力を持っています。
大切なのは、場所やベイトの状況を見極め、適切なタックル(特にPEライン)を使用し、アジが吸い込みやすい「間」を作ってあげることです。
特に「ドリフト」や「放置」といった、リールを巻かないアプローチを覚えると、釣りの引き出しが一気に増えるはずです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、自分で考えてプラグで釣った1匹は、数釣りの10匹以上に価値があり、格別の嬉しさがあります。
ぜひ、次回の釣行でボックスにプラグを忍ばせて、新しいアジングの世界に挑戦してみてください。なお、釣り場のルールを守り、安全第一で楽しんでくださいね。